こんにちは〜
親子で世界中・日本中を行き来するライフスタイルを楽しみたい!
そんな夢のために、どこにいても自分らしく生きるマインドと稼ぐ力を身につける、『ボーダレス親子教育』を実践しているelleです。
ここ最近、年末の衝撃演技に端を発し、
「羽生結弦選手の凄さ」について考察中。
といっても、昨日今日に始まったことではなくて
ここ数年、じわじわと
「何かが違う、何かすごい」
という感覚が増していたので、
うっすら考えてきたことを文字起こしする作業に近いです。
(文章にしようとすると、
自分の考えをまとめられて良いですね😀)
さて前回、羽生選手の凄さについて、
子育てに活かせるヒント・人間性
という観点から、以下のようにまとめました。
①’好き’という原動力
②目的意識
③客観視する力
④ボーダレスな人付き合い
オマケ:目に見えるもの・見えないものの融合
今回はこのうちの『②目的意識』について考えてみたいと思います。
目的意識を強く持つ秘訣
と言っても。
4年に1度のオリンピックで2度も頂点を極めている点で、
その目的意識の凄さは証明されているようなものですよね。
オリンピックで金メダルを取る
という、アスリート最大の目標が2回も叶っているのですから、
さぞかし目的意識を持って日々過ごしているのだろうと想像がつきます。
もっとも、羽生選手の場合は、
自分が栄光を勝ち取りたいというよりは、
『荒川静香選手がオリンピックで金メダルを取ったことで、
閉鎖中だった地元リンクが再開した』
という、オリンピック・金メダルの影響力を理解していたり、
震災に遭った故郷を勇気づけたいというような思いだったり、
これまで支えてくれた周囲への恩返しという意味合いで
金メダルを目標にしていたようにも感じます。
※詳しくはこれまでの参考文献を参照
個人的な目標 + 「みんなを喜ばせるために」というより大きな目標
自分のためだけに闘うのではなく、
「誰かのため」が入ることで、より強く目標意識を持て、頑張れる。
サッカーのW杯などにも共通すると思いますが、
言い古されてきたこのような言葉は
まさに真であると感じますね。
ここぞという時に結果を出す凄さ
それにしても、
ここぞって時に結果を出す。
これがいかに難しいか。
私のような一般人でも、
人生の中で多かれ少なかれ痛感する訳ですが、
私たちはこれまでにも
金メダル確実と言われたアスリートたちの
よもや! まさか!
というシーンをたくさん目撃してきました。
古くは、柔道・田村亮子選手の2回目のオリンピック。
絶対的な強さから、金メダル確実!と思われていた中で
決勝で伏兵に負けてしまったんですよね。
2回も決勝の舞台で負けただけに、
3度目のオリンピックのドキドキ感、
信じているけど、また「まさか」があるんじゃないか?
という気持ちは、今だに覚えているほどです。
フィギュアスケートの世界で言えば、ミシェル・クワン選手。
私が高校の頃、冬季の長野オリンピックがあって、
女子フィギュアはクワンか、タラ・リピンスキーかの一騎打ちで
盛り上がっていました。
(日本人選手は荒川さんただ1人。
メダル争いでは残念ながら蚊帳の外だった。。。)
とりわけ、クワン選手は「ミス・パーフェクト」というニックネームもあったほど
完璧演技で知られていた選手。
ただ、オリンピック時には新鋭のリピンスキーが出てきて
「どっちなんだ!?
でも、過去の実績からすると、クワンなんじゃないか?」
って雰囲気だったんですよね。(たしか)
そして結局、タラに負けてしまい、銀メダルとなってしまうのです。
さらには4年後、挽回を誓って
「今度こそは悲願の金メダルを」
と臨んだソルトレイクシティーオリンピックでも。
初日のショートで1位につけていましたが、
たしかフリーで、ジャンプでの転倒が響いて
銅メダルに終わってしまいました。
その後のエキシビション、ゴールドの衣装で舞った
「Fields of Gold」
の美しかったこと。
取りたくても取れなかった、オリンピック金メダルへの思いが詰まっていて
こちらも忘れられない演技でした。
ヤワラちゃんもそうですが、
オリンピック以外の世界選手権などでは何度も優勝していて
間違いなく、世界トップの実力があった選手だったのです。
それでも、「ここ」という時に実力を発揮すること、
出場選手の中でベスト1となるのは
本当に難しいことなんですよね。
(ヤワラちゃんはその後、オリンピックで金メダル2個も取ってます!)
私たちも、人生経験ででそれがわかるからこそ、
不本意な結果に泣く選手に自分を重ね
心が動かされるというものです。
一方で、羽生選手は2度のチャンスを逃さず物にしており、
その勝負強さは
「ちょっと、凄すぎるんじゃない?」
と思わざるを得ません。
一体、どのようにして、ここぞという日に
ピタッと照準を合わせているんでしょうか?
同じ目的を共有し、導いてくれるコーチの存在
実は手元に、羽生選手のコーチ、ブライアン・オーサー氏の著書
『チーム・ブライアン』(講談社、2014)
があるので、開いてみました。
それによると、
2012年冬の時点で、羽生選手が
「ソチと韓国(平昌)、2つのオリンピックでチャンピオンになりたい」
という目標を持っていたことがわかります。
まずはヴィジョンありき。
・・・なのですが、そこへ至る過程では、
自身もオリンピックで2位の実績を持つオーサーコーチの導き方が
特に素晴らしかったように感じます。
元々、羽生選手は
「4回転ジャンプの精度を上げたい(もっと上手くなりたい)」
という理由で移籍してきたそうですが、
その時点でオリンピックまであと2年。
短い期間で結果を出すため、
羽生選手の性格や演技の癖を分析し、
「色々と矯正するより、本人の癖を生かす」
ことを大まかな方針として
・演技を通して体力が持たない
→ スタミナをつけさせるのではなく、
疲れない滑り方を習得させる
・細かい部分の踊りが雑、姿勢に難点
→ 無理に矯正せず、ワイルドさを生かす振付にする
・常に全力で演技してしまう
→ そういう選手と受け入れ、緩急ある演技は次の4年間の課題とする
と、やるべきことを取捨選択していったそうです。
子育てでも、コーチングする上でも、やってしまいがちなのが
子ども(生徒)の課題ばかりに目がいって
「改善しなきゃ」と躍起になること。
はたまた、自分の理想を押しつけて、そうじゃないからダメなんだと
頭ごなしに叱責したり、力づくで理想通りに持っていこうとすること。
そうではなく、
まず個性を受け入れる・生かす方法を考える
この姿勢が素晴らしいなと!
本当に、良いコーチに巡り会えたのだなと思います。
また、オリンピックまでの試合は、全て
勝つためではなく、課題をフィードバックするため
に行く、と目的を共有。
2012年末にソチで行われた試合では
「オリンピックがリアルなものであると目覚めさせる」
ことを裏目標にして、
冒頭の「オリンピックに2回勝つ」
という夢を羽生選手から引き出すなど、まさに
「オリンピックで結果を出す」
というゴールから逆算したコーチの動きこそ、
目的意識に貫かれていたものと思われます。
結果を出す前に、多くの失敗がある
そして、先ほどの
試合は全て、勝つためではなく、課題をフィードバックするために行う
というのが、とりわけ大きなポイントかと。
ここぞという時に結果を出した、その前には
多くの「上手くいかなかった試合」があるということですよね。
簡潔な表現として「失敗」と書いてしまいましたが、
勝てなかった試合を通して、足りないものを学び、
何をすべきか明確にして対応していけるのですから
正確には失敗ではありません。
トップ選手であれば、出場するどの試合でも最高の結果を出したいと思うだろうし、
勝てなかったらメディアに批判されたりもします。
当然、悲しくなったり嫌な気持ちになったり。
そんな自分の殻に閉じこもるのは簡単でしょう。
そこをコントロールして、
1つの失敗も、学ぶための材料を得たと捉える。
周りの雑音に振り回されず
「オリンピックで勝つ」
という最終目標に照準を合わせる。
本人の努力プラス、周りの支えも手伝って、上手く
目的意識を持続させる
ことができたのではないか? と思います。
という訳で、羽生選手の目的意識を持つコツについて
ここまで、このように考察してきました。
・「自分のため + 自分以外の人のため」を動機とすることで
より強い目的意識を持つ
・同じ目的を共有し、ゴールまでの道筋を逆算して
サポートしてくれるコーチがいる
・本番以外は、課題をフィードバックさせる材料とする
あともう1つ、個人的にポイントかも思えるところがあるのですが、
予想外に長くなったので、次回にします!
〜 続く
