バイリンガル育児/教育

【外国語に親しもう】バイリンガル育児、あまり考えてこなかった理由

こんにちは、elleです。

親子で世界中を行き来するライフスタイルを楽しみたい!

そんな夢のために、どこにいても『自分らしく生きるマインドと稼ぐ力を身につける、ボーダレス親子教育』を実践しています。

 

前回前々回と、英語について取り上げてきました。
実は、書きながら、あることに気づいたんです。

ん? そういえば、子どもに英語(=子どもにとっての外国語)をマスターしてほしいとか願っていたにも関わらず、
なぜか『バイリンガル育児』『バイリンガル教育』についてはあまり考えてこなかった、と。

 

我ながら、自分でもびっくりです。

自分自身は「バイリンガルだったらな〜」などと思うこともあり、
なんなら現在も「2ヶ国語ペラペラ喋れるなんて、カッコいい!」とか思うのに、
なぜ、「バイリンガル育児しよう!」などと意気込んでこなかったのか?

一体どうしてなのだろう?? と、
今更ながら気になり始めました。

 

もちろん、言葉自体は知っていたのですが、
そのことにフォーカスして実践しようとは、してきませんでした。

以前書いたとおり、
今まであまり子育て熱心でなかったことには、
自分の心の余裕のなさなど
相応の原因があったと思っています。

ただ、それ以外にも、これまでの環境や
過去に目撃したモデルケースが無意識的に影響しているのでは?
と感じるところがありましたので、
今回はそのことについて考察してみたいと思います。

 

 

ここで言うバイリンガルとは

 

まずは、バイリンガルの定義から。

 

2か国語を母語として話すこと。また、その人。
                                 ー デジタル大辞泉

 

2ヶ国語をネイティブレベルで操れる方、たくさんいらっしゃいますよね。
実際、私も今だに憧れたり、すごいな〜と思ったりします。

 

「バイリンガル」には、

・成長の過程で2ヶ国語が自然と身についたのか

・後から勉強して、2ヶ国語を身につけたのか

・読み書き話すがどのレベルなのか(2ヶ国語均衡か、偏っているか)

などなど、色々な解釈があるようです。

 

※言語学者の見解では、

母国語は厳密には1つである」(完璧なバイリンガルの場合でも、どちらかが優勢となっている)

という説もあります。

 

そういった細かい解釈に詳しくはないのですが、
私自身、昔からなぜか、バイリンガルの友人に恵まれてきました。

大学で上京して、一番最初にできた友人が、アメリカからの帰国子女。
気づけば大学時代は、友人の半数が日英バイリンガルで、
結婚後に住んでいた韓国での友人も、中学生の時に日本から移住した日韓バイリンガル。

そういえば、大学時代の一番の親友も、
イタリア好きが高じて独学でイタリア語をマスターし、
イタリアに行き過ぎて留年しまくっていた3歳上の日伊バイリンガルでした。
彼女の場合は個性が強過ぎて、バイリンガルと思ったこともありませんでしたが(笑)

 

今振り返ってみると、それこそ生まれも育ちも海外という友達もいれば、
数年間海外へ居住していた帰国子女、
日本育ちで、移住や留学で後から語学をマスターしたタイプと、
それぞれに、滞在歴などの違いはありましたが、
みんな、読み書き話すが2ヶ国語、高レベルでできていました。

私にとって、彼女たちの魅力は、何と言っても

両方の言葉で、意思疎通できたり、自分の考えを言える

というところ。

2カ国の文化の違いで戸惑う姿を見たりもしましたが、
国境を軽やかに超えている感じがなんとも素敵だったんです。

子どもに「バイリンガルに育ってほしい」と願う時のイメージも、
その時の印象がありました。

 

なのでここでは、種類など細かいことは問わず、

バイリンガル = 両方の言葉で意思疎通ができる

という条件の元、話を進めていきたいと思います。

 

韓国で遭遇した、いくつかのモデルケース

 

元々の憧れや、友人たちの影響に加え、
子どもが生まれついた環境も相まって
「ゆくゆくは、バイリンガルになってほしい」
と思っていた私。

 

にも関わらず、
「バイリンガル育児するぞ」と特別考えたりしてこなかったのは、
長男が幼少期の頃、周りにハーフや外国人の子どもたちが多く、
バイリンガルになる・ならないの条件を
自然と理解してきたからかもしれません。

 

我が家は、夫が韓国人で、息子が4歳半で日本へ教育移住(帰国)するまで、
居住地のベースは韓国でした。
(私は、韓国へ住んでからというもの、かつてないほど日本大好きになってしまい、
度々子連れで帰省していましたが💦)

 

海外にいると、同じような境遇の国際結婚家庭や、現地の日本人、外国人と知り合う機会が少なからずあり、
仲良くさせてもらっていました。

 

お子さんたちは皆、ご両親の母国語&韓国語、という2ヶ国語環境で育った子どもばかり。

バイリンガルになっているお子さんもいれば、そうでないお子さんもいましたが、
家族ぐるみでお付き合いがあったことで、
どのような家庭環境ならバイリンガルになるのか・ならないのか、
いろんなケースを直接、間近で見て知ることができました。

 

私の周囲を観察したところ、
ざっくりとではありますが、
言葉の面では、概ね以下のような結果になっているな、
と感じたものです。

 

すなわち、

・移住時期によるが、住んでいる国の言葉が優勢になる。

・たとえハーフであっても、親子間の会話が現地語だけであれば、子どもはモノリンガルに。

・親が、住んでいる国以外の言葉(片方の親の母国語)で子どもと会話していれば、子どもはバイリンガルになる。

というもの。

 

特に、子どもがバイリンガルになるか・ならないかには、
親子間の会話が何語なのか?
が大きく影響しているようでした。

 

参考までに、私が目撃した一例として、当時10代・20代だったお子さんたちのモデルケースをご紹介します。

 

日韓ハーフの大学生
(20代・男性)
父・韓国人、母・日本人。

生まれてこのかた、韓国在住。
日本人のお母さんとの会話は韓国語。
韓国語ネイティブ。
日本語は、聞き取りはまあまあできるが、ほぼ話せない(挨拶くらいは言える)。

日韓ハーフの大学生
(10代・女性)
父・韓国人、母・日本人。

生まれてこのかた、韓国在住。
日本人のお母さんとの会話は日本語。
自然な日本語が話せる日韓バイリンガル。
読み書き力は未確認。

日本人の会社員
(20代・女性)
両親2人とも日本人。

6歳くらいの頃、父の仕事で韓国移住。
家では日本語。
完璧なバイリンガルで、韓国で就職。

アメリカ人の大学生
(20代・男性)
両親2人ともアメリカ人。

父が大学の招聘教授となり、中学生の頃に韓国へ移住。
家では英語。
高校から現地校に通って韓国語を習得し、韓国の大学へ進学。
母国語は英語だが、韓国語も問題なくできるバイリンガル。

 

みんな10代・20代での状況なので、ある程度、
海外で居住してきた結果が出ているケースと言えます。
ちなみに、兄弟がいる場合、兄弟児もほぼ似たような状態でした。
(ご両親から見たら、この子は比較的日本語ができる、など個人差があるようでしたが)

 

上記のように、
両親の国籍が同じ場合は、
家では両親の母国語が話されているケースがほとんどで、
子どもたちもほぼバイリンガルに成長。

 

一方で、親のどちらかが韓国人の国際結婚家庭の場合は、
片方の親が自分の母国語を家で使っていたかどうか、
に大きく左右されていました。

流暢なバイリンガルになっていたケースもある一方で、
韓国語しか話せない、
日本語を少し話せても、韓国語の癖が色濃く出ている
というハーフの子どもたちも多かったです。

 

当時は日本へ帰国する計画もなく、
「韓国へ住みながらでも、日本語は絶対話せるようになってほしい!」
と考えていた私は、
学齢期を乗り越えた子どもたちの様々なモデルケースを目の当たりにするたび、

家では日本語。これはマスト!

と確信するようになりました。

 

息子4歳までの育児方針は、’家では日本語’オンリー

 

我が家の場合は、夫の方も
「子どもにはバイリンガルになってほしい」
という考えでした。

ただし、その動機は、
日系の会社で働いた経験があり、自分も日本語を習っていたことから、

「せっかくハーフなんだから、
他の人がお金出して勉強するところ、
自然にバイリンガルになれたらトクだろ!?」

という、損得感情から来るものではありましたが😅

 

そんな訳で、家では自然と、子どもと日本語で話すように。
「バイリンガル教育」「バイリンガル子育て」について
敢えて調べたり、深く考えたりすることもなく、
これでOK! とばかり
満足しきっていました。

 

もっと長く韓国へ滞在していれば、
いずれ、日本語の読み書きまでどう学ばせようか、と
試行錯誤したに違いありませんが、
まだ、子どもが幼少期であったことも手伝い、
読み書きの方は完全無頓着。

 

不思議と、私の周囲でバイリンガルを育てていた先輩ママたちも、自然体の人が多く、
バイリンガルになるコツを聞いても、

「うーん。強いて言えば、

・夏休みに日本に帰省した時に思いっきり遊び、
日本=楽しいところ、というイメージがついて

自然と話すようになった

・家ではお母さんとは日本語、と決めていた

くらいかな?」

という調子。

 

(韓国語はもともと漢字由来の言葉が多く、
言葉の順序も日本語と同じ(主語→目的語→動詞)、と
比較的似通った言語なので、
話す分には、他言語よりは両立させやすいのかもしれませんが)

 

あまりバイリンガルにフォーカスする訳でもなく、
日本語バリバリ勉強させてます、という話も聞かなかったため、
楽観的な私は、

日本=楽しい、
ってことにして、家で日本語で会話していれば
立派なバイリンガルになる!

と、根拠のない自信だけがあったのでした(笑)

 

海外で、母国語を貫くことの難しさ

 

当時は、私世代の日本人ママたちも、先輩たちの結果を見て
「子どもをバイリンガルに育てたいから、子どもとの会話は日本語で当たり前」
というママたちばかり。

環境的に、韓国にいる分には韓国語が優勢になるため、
家では頑張って日本語を話しているママたちが多かったです。

 

ちなみに、
「家では日本語を話す」って、
日本人なんだからできて当然でしょ、と思いますよね?
ところがこれが、意外と難しいんです💦

 

日本人だから、できそうなものだと思うんですが、
ちゃんと意識していないと、なかなかできない。

 

国際結婚家庭であれば、
片方の親が日本語できなかったりで、家では現地語優勢ということも多々。
母子(父子)で話すにしても、みんながわかる言葉を使ってしまいがちだったり、
外での話し言葉を家でもそのまま話すことの方が楽だったりするんです。

 

また、これは私だけかもしれませんが、
日本語って、同じことを表現するにしても、ほんの少しだけ言葉数が多いというか、
韓国語の方が短かったりするので
つい短い方を使ってしまったり。

日本語ではあまり言わないけど、韓国語でよく使う表現もあったりと、
堪能でもないのに、なぜか韓国語が出てきがちに💦

 

私でさえそんな感じだったので、
堪能なお母さんなんかは、よほど意識していないと、
日本語を貫くって、意外とハードル高めなのでは!?
と思います。

 

ともあれ、
2ヶ国語環境に身をおく子どもたちとたくさん知り合えたおかげで、

「バイリンガル教育」の定説 -「我が子には母国語で語りかける

の大切さを自然と理解できたことが、
結果的に「バイリンガル教育をしよう!」とは身構えなかった
要因の1つではあったようです。

 

ただ、これは幼少期だったからこそですよね。

今、日本の小学校に通う子どもを見ながら、
改めて、日本語って複雑、と噛み締める日々。
そのまま韓国にいたら、いつかは日本語教育どうしよう?
と悩むことになっただろうな、
と思わざるをえません💦

 

バイリンガル考、次回へ続きます。