親子留学・教育移住

【親子留学・教育移住】海外から日本へ。まずしておくべきこととは?

こんにちは、elleです。

親子で世界中を行き来するライフスタイルを楽しみたい!

そんな夢のために、どこにいても『自分らしく生きるマインドと稼ぐ力を身につける、ボーダレス親子教育』を実践しています。

 

私は、もともと結婚して韓国へ住んでいたのですが、
子どもに日本語を学ばせたい、と数年前に親子3人で日本へ帰国しました。

母親である私の母国へ来ただけなので、
教育移住、親子留学、と流行りの言葉も当てはまらないかもしれませんが、
とにかく教育目的で日本へ。
一応、長男が小学校高学年くらいになったら韓国へ戻る予定です。

夫は変わらず韓国で会社勤めをしており、
長期休暇にはお互い行き来していますが、
かれこれ4年ほど離れて生活。
まさにバケーション家族、みたいな感覚です。

 

同じように、子どもの教育目的で数年日本へ帰国される方って
稀にいらっしゃるのではないでしょうか?

特に国際結婚で海外に居住していて
子どもに日本語を学ばせたいと思っている方にとっては、
幼少期からの親子留学は
選択肢の1つに入るかもしれません。

ゆくゆくは、父親の母国で暮らしていくのだから
幼少期くらいは日本で。。とか。

 

私は、ほぼ何の事前準備もなく
見切り発車で帰国してきたのですが、
そのおかげで数々の苦い思いをしました(笑)

なので、かつての私に向けて
親子留学(帰国)するなら、
まず、ここだけは準備しておこうよ!
ということを、戒めを込めて、まとめたいと思います。

 

 

1. 捻出できる費用・かかる費用はいくらか? を知る

 

最初に断っておきますが、
ここから恥ずかしながら、我が家の失敗パターンが次々登場します(笑)

「この人、こんなことも考えずに子連れで帰ってきたの?」
「無謀じゃない?」
ということの連続ですが、どうぞご了承ください。

 

まずは、これですね。
出せる経費・かかる経費を把握するです。

お金に余裕のある方は読み飛ばしてください(笑)

経費=生活費、教育費など、
日本での生活を維持するのにかかる費用全般、と
お考えいただければと思います。

 

我が家の場合、日本への母子留学は、夫の強い希望でした。
以前お話したように、

「子どもに、少しでもプラスとなる環境を(かつて日本に住んだことがあり、環境的に恵まれていると思っている)」
「他の子どもたちより、何か特技になるものを(それが日本語となる予定)」

という、彼なりの親心ですね。

 

ただ、そこに資金計画は一切なし!
それもそのはず、日本の私の実家に住まわせてもらうこと前提で、

「幼稚園〜小学校は、国からの支援金もあるし、義務教育だし、
そんなにお金はかからないだろう」

と、甘い考えしか持ち合わせていなかったからです。

 

私には、「実家にお世話になる」という発想は毛頭なかったのですが、
彼は

「せっかく日本に縁があるのに、助けてもらったらいいじゃないか?
もちろんこれから、(私の実家に)何かあったら当然助けるし」

と、お世話になることがごく当たり前、という考え。

 

夫が外国人の場合、
価値観がかなり異なったりするので
よくよくすり合わせた方が良いですね。

(それができれば、ですが。)

 

じゃ、親子留学するとして、一体いくら仕送りしてくれるの?
と聞くと、

「毎月〇万円」

と、驚きの微々たる額。
相場の1/3くらいだったでしょうか。

 

お母さんの経済力によっては、この辺りで諦めるのも一案です。

 

ちょっと、ちょっと!
いくら何でも、親子3人が生活するのに、それじゃ無理だよね。
何考えてるの?

と聞くと、

「残りは、申し訳ないけどあなたが補って」

とのこと!!

 

当時、私はインターネットでのアパレル輸入販売を開始して、
かれこれ2年ほど経過していました。

毎月の収入はなくはないものの、
親子3人養っていけるか?
というと、全くもって未知数。

それでも、子連れ日本帰国を見切り発車したのは
韓国生活に疲れていて、
母国でリフレッシュしたい気持ちもあったからに他なりません。

 

(海外生活で本当に疲れている方、今すぐ何かしら動くことをお勧めします。
自分が壊れてしまう前に)

 

と、ここまでで見えてきたのは、
親子留学したいけど、夫婦揃って出せる金額は
今のところ、このくらい、という目安額。

夫の会社のお給料システムと、月々の家計の収支上、
そこから急激に増える可能性はないことも
わかりきっていました。
また、私のビジネスがいきなり絶好調になる可能性に賭けることもできません。

 

この時点で、日本で教育を受けるとして、
滞在先は私の実家、通う学校も実家から通えるところ(しかできない)、
と決まりました。

実家に同居を断られた場合、
・諦める
・実家の近くにアパートを借りることを検討
というレベルです。

 

で、私の場合、
「毎月だいたいこれくらいの生活費は出せる」
という金額はうっすらわかっていたのですが、
いざ生活が始まってみると、
まあ何と物入りなこと。

特に、次の項で詳しく話しますが、
実家の周囲に入れる幼稚園が少なく、
やむをえず私立幼稚園に通わせることになり、
入園の初期費用が意外とかかりました。

毎月の保育代くらいは想定内であっても、
入園時の入園費、備品代、制服・体操服一式代が
想像より高く、さらに毎月の施設代なども私立は結構な額(涙)

 

同じ地元でも、私自身は国立の幼稚園に通っていて
そこは制服もエプロンのみ、備品もわずか、保育料も安いと
わかっていたのですが、
預かり保育がゼロ、週の半分は午前中で帰ってきたりと
現代のライフスタイルに合わなかったり。

こういうことって、ほんと事前に調べておくべきだったよな。。
と、後悔しました。

 

この、最初からは想像しづらい部分の費用、
日本へ帰る側がきちんと把握しておかないと、
夫(特に外国人)ではわかり得ない部分なんですよね。

今の私であれば、
こういった細かいところも金額を書き出し、
初期費用にこれだけかかるけど、どうする??
と、提案したと思いますが、
見切り発車であった私は、
日本へ来てこの事態に直面。

現実への対処は全て自分で解決する必要がありました。

 

あとで、夫に

・初期費用にいくらかかった
・毎月、このくらい生活費・教育費にかかっている

と明細を書いて見せましたが、
激しく驚いていましたね(笑)

 

韓国の場合、幼稚園・保育園へ通う保育料は、
国からの子育て支援金が丸々充てられる仕組みとなっており、
+@で毎月園へ支払うお金は
教材費(平均7,000円)くらい。

特に長男は、4歳児の時は国立の幼稚園に通っており、
教材費でさえいらなかったので、
そこからの支出額の増加たるや
もう保育料だけで10倍近い世界です。

 

つまり、夫は

・私の実家にお世話になったら、生活を始める初期費用は、それほどかからない
・教育費も、国からの子育て支援金 + わずかな実費で賄えるだろう

くらいの認識でしたが、
事実は全く異なっていた訳です。

 

我が家と同じ轍を踏まないためにも、
国によって異なる保育料や教育費のシステムをしっかり把握し、

・それでも、初期留学するか?
・生活を維持する費用が捻出できるか?

を家族で話し合っておくことが必須でしょう。

 

ちなみに、そこから、実際に親子留学を行動に移すとなると、
概ね以下の費用が必要となります。

 

・日本への引越し費用
・海外→日本・国内の移動費
・日本での引越し費用(住居に関わる初期費用)
・インターネット、携帯電話の契約費
・転園、転校にかかる費用(入園/入学費、制服など備品購入)

 

いざ、生活がスタートしてからは

 

・毎月の生活費(住居費・光熱費・食費・通信費・服飾費など)
・毎月の学費(保育費・給食費・備品購入費など)
・毎月の習い事代
・交通費、車両費

 

などなど。

 

我が家は結局、実家に同居を受け入れてもらえたので、
住居と家電製品は新たに準備しないで済み、
大いに助かりました。

現在も、家賃の支払いがない分、大助かりです。
当然、生活費はかかるので、面倒をかけていることもあり
実費+@を想定して、しっかり払っています。

 

家庭により、十分な資金があるなら
そこから逆算して、通わせたい学校選びから始め、
その周辺に住むこともできますね。

ただ、母子での留学となると、
子どもの面倒や家事を一手に引き受けるのはお母さん。

周囲に助けてくれる人がいないなら、
公共の子育て支援サービスが充実しているか、なども
確認しておくと、良いと思います。

 

資金計画の目安としては、
「予測不可能なことがあっても、捻出できる金額」
くらいを設定しておくのがベストでしょう。

 

ちなみに、そこから数年経ち、夫の仕送り金額は大きく増減がありませんが、
私が捻出できる金額は増えました。

が、それも、今回のコロナのような出来事があったりすると
少なからず影響を受けるので、
やはり無理な計画は禁物
そう思います。

 

2. 住む場所の、教育環境をリサーチ

 

さあ、ここまでで、
無理のない資金計画から、教育を受けさせる場所が決まったとします。

次は、その周辺の教育環境を調べましょう。

 

特に問題は、幼稚園・保育園です。

近年、子育てに人気の地域・受け入れに比較的余裕のある地域と、
保育環境は場所ごとにかなり偏っている
印象を受けます。

きちんとチェックしておかないと、人気の地域では
通える園がどこにもない! とか
あっても遠い、
ということも起こりうるので
前もったリサーチが必須です。

 

何を隠そう、私も、地元だからとたかをくくって、
地域の状況について、ほとんど前情報がないまま帰国したのですが、
帰ってみてびっくり。

実家周辺は、今や子育てに人気の地区となっており、
どの幼稚園・保育園も公立は入れるところゼロ。

途中入園を受け入れてくれる私立幼稚園が1つだけ見つかり、
見学の結果、そこへ途中入園することになったのでした。

 

ちなみに、入園費用が高かったです(汗)
入園費、1ヶ月分の保育費と、制服などの持ち物一式代などで
ゆうに20万円以上支払いました。
地方都市の、ごく普通の幼稚園なのですが。。

 

人気の地区だと、選択肢も少なくなるので要注意です。

いくら土地勘のある故郷でも、
かつての自分の通園時とは状況が大きく異なっていると思うので、
事前に確認しておきましょう。

 

入れる園があるかどうかの確認は、
居住予定地の市区町村の
「保育幼稚園課」
に直接電話をかけると、確実かつ、
最新情報が得られます。

ただし、実際に入所できる資格は、
その地域に住民票を移してからになるのでご注意ください。

 

時期によっては、
問い合わせ〜帰国までのわずかな間に、
空きが出た!
空いていたけど埋まった!
と状況が変わることもありえます。

 

私も、事前に通わせたい幼稚園に電話をかけ、
入れそうな感触を得ていたのですが、
帰国してみると
「定員オーバーで、当分空き予定なし」
と変わっていました。

その幼稚園はモンテッソーリ教育を取り入れていて、
是非とも通わせてみたく、
入れますよの一言を得たことで保活終了、
他を一切検討もリサーチもしていなかったんですよね。

結果、入れる幼稚園がないまま、
帰国後1ヶ月ほどは宙ぶらりんの状態で
家庭保育してました(汗)

 

私立の幼稚園に入ったら入ったで、
当時は保育料も無償ではなく
毎月意外と支払いがあり、
前もって調べておくべきだった、と痛感したものです。

 

保育園・幼稚園情報に関しては、
ネット上の口コミだけではなく、
実際に見学に行き、先生と話したり、園の雰囲気から得た感覚を
信じたら良いと思います。

子どもが気に入るか、ももちろん大切ですが、
お母さんが違和感なく送り出せる園か、
ということも重要かと。
お母さんが気に入る園は、たいてい子どもにとっても居心地が良いので
ご安心ください。

 

ちなみに、通わせてわかったのですが、
私立の場合、経営者のポリシー変更などで
提供する保育サービスの質が
かなり変わる可能性があります。

(事実、息子が通った幼稚園に、今は娘が通っていますが、激変しました)

完璧を求めない、
通える幼稚園があってラッキー、
そんな心持ちがベターかもしれません。

 

小学校については、
公立だと、住む場所によって
通えるところが限定されますよね。

最近は、同じ公立でも学校ごとに特色があったり
越境通学できる学校もあったりと
昔と事情が変わってきているので、
周辺の小学校をリサーチしておくと良いと思います。

 

また、同じ市区町村内でも、住む場所により、
教育の雰囲気や環境が大きく異なることがあります。

 

私の実家周辺は、子ども時代には知る由もありませんでしたが、
たまたま教育的には落ち着いた雰囲気のところだったようで、
周囲の保護者の方々も付き合いやすいと思うことが多く、
他に選択肢のなかった身としてはラッキーでした。

 

一方、私の幼馴染は、結婚後、同じ市内の少し離れた場所に移り住み、
そこで小学校に入れようとしたら
入学前検診であらびっくり、
子どもも保護者も想像を超えた騒がしさ。

これは付いていけない、と感じたそうで、
一念発起、慌てて国立の小学校を受験させたんだそうです。

 

同じ地元でも、少し地域が離れただけで
カラーが全く違ったり、意外と知らなかったり、ということもあるので、
気になる場合は地元の人の意見を聞いてみると良いですね。

 

ただ、母子留学の場合は、日本語の習得や、日本の文化を知ることが目的のはず。
この目的を明確にしておくと、学校のことであまり一喜一憂しないかもしれません。

 

無理のない資金計画と、
納得できる教育環境があるかどうか。
スムーズな親子留学のために、ぜひ事前に準備していただければと思います。