天才性

【天才性】羽生結弦選手に学ぶ、人としての在り方⑤〜ボーダレスな人付き合い2

こんにちは〜

親子で世界中・日本中を行き来するライフスタイルを楽しみたい!

そんな夢のために、どこにいても自分らしく生きるマインドと稼ぐ力を身につける、『ボーダレス親子教育』を実践しているelleです。

 

前回より、羽生選手の凄さの1つ
「ボーダレスな人付き合い」について考察中です。

 

 

フィギュアスケート・コミュニティに
多大なる影響を与えている、羽生選手の振る舞い。

日本のみならず、国際的にも認められている
その姿勢の理由や根拠は、
一体何なのでしょうか?

 

 

ボーダレスな人付き合いの背後にあるものとは?

 

各種情報から漏れ伝わってくる、

・自分からフレンドリーに接する
・相手を尊重する

などの基本的な人付き合いの姿勢、
ライバルであろうと凄いものは凄いと賞賛する
壁のない態度。

 

もちろん、実績も興行収入レベル(どれだけ人を呼べるか)も
現役トップクラスだからこそ、
コミュニティへの影響力を持っている訳で、

羽生選手がトップスケーターになって以降、
フィギュアスケートの選手同士の関係も、
所属するチームや国の垣根を超えて
よりフェア・よりフレンドリーなものに変化していきました。

(特に男子フィギュア)

ライバル同士がお互いを称え合う、
その姿は見ているファンにとっても
大変気持ちの良いもので、
「これそスポーツマンシップ」だと
感じさせてくれます。

 

正直、国際的なレベルで、
これほどまでにフィギュアスケート・コミュニティの中心にいた日本人選手は
羽生選手をおいては他にいなかったと思うくらい。

浅田真央さんも多くの尊敬を集めていましたが、
国際舞台での振る舞いが慎み深かったのに対し、
羽生さんはもう少しダイレクトに発言・行動する感じ。

17歳以降、カナダでトレーニングを積んできたこともあって、
英語でコミュニケーションが取れる、
国籍問わず関係者に知人が多い、
現役期間が長くて実績も豊富、
と周囲を感化する要件に満ちている気がします。

 

では、なぜ羽生選手の人付き合いは
フェアでフレンドリー、相手を尊重、という
ニュートラルなスタイルなのでしょうか?

 

個人的な意見では、
こういった羽生選手のスタイルの背景には

 

①日本人的気質

②偏見や批判などで辛い思いをしてきた過去

 

があるように思えてならないのです。

 

羽生的・基本スタイルの背景

 

順を追って見ていくと・・・

 

①日本人的気質

 

羽生選手の、どんな日本人もなかなかここまでできない、
というほど礼儀正しい姿勢。

 

びっくりするのは、国際舞台でも
「国旗を下に置かない、手で持てない時は人にサポートをお願いする」
など、とっさの行動にも現れている、その人間性。

羽生選手自身、日本人として
「まず感謝を大切に」
と語っています。

 

 

・・・ではありますが、
ここでは人間関係に重きを置いて見ていきたいと思います。

 

報道映像などを見ると、羽生選手って若手だった頃から
先輩選手にとても気を遣っていました。

私はここに、日本的縦社会を大なり小なり経験してきた
これまでのキャリアを想像してしまうのです😅

 

目上を敬う

それはそうとしても、
部活や会社での先輩・後輩関係など、
行き過ぎ感のある上下関係が
時として表出する日本社会💦

アスリートの世界って、特にですよね。

 

これが、スケート協会など団体化していくとなおさらで、
厳しい世界でしのぎを削った者同士、
いつまでも上下関係が消えないもの。

相撲協会などを見ても、
実績ある者が優遇される訳ではないという
単純な世界でないのが体育会系の実情。

現在のオリンピック問題にも通ずるかと思います。

 

フィギュアスケートは、小さい頃から試合で顔を合わせることもあり
わりと選手同士が年齢を超えて仲良しなイメージ。

が、それでも、先輩は先輩です。

羽生選手の場合、ソチオリンピック代表選考会の頃には
すでに日本の男子フィギュアで実力No.1を争う
レベルにありましたが、
そのころはまだ、他の先輩スケーターたちも
オリンピックを目指して頑張っていました。

 

コーチのブライアン・オーサーが著書で明かしていましたが、

「高橋大輔選手を抑えて全日本選手権で優勝した時、
ユヅルは心地良くなさそうだった」

とのこと。

世界を目指すには、国内NO.1はいつかは通る道とはいえ、
これまで牽引してくれた先輩への感謝と申し訳なさもあったようです。

 

加えて、当時、新旧エースのファン同士による争いが
一部で勃発。

コミュニティにがっつりは属していないので、
程度のほどはわかりませんが、
羽生選手も批判やブーイングを浴び、
肩身の狭い思いをしたこともあっただろうと思います。

日本人的縦社会で、
先輩を抑えて上に行くことの大変さを
肌で感じたかもしれません。

その証拠か、
2019年の全日本フィギュア・エキシビションで共演した際、
羽生選手は先輩・高橋選手の手を取り場内を一周、
感極まった表情を見せていました。

 

勝ちたい! と上下関係なくオラオラな欧米の風潮(!?)とは
まさに真逆な、この風景。
日本って敬語も存在し、上下関係がはっきりしやすい文化背景なんですよね。

 

ともあれ、こんな経験をしてきたからか、
羽生選手自身は後輩に対してもフランクで、フェア。

また、「勝ちたい」という個人的な思いとは別に、
これまでの男子フュギュアを牽引してくれた
先輩スケーターへの敬意を持ち続け、
常に相手を立てる姿勢を持っているように見えます。

こういったところに、純粋な相手への敬意はもちろん、
やはり上下関係の厳しさを感じてきた経験も
影響しているのでは、と思えてなりません。

 

②偏見や批判などで辛い思いをしてきた過去

 

羽生選手の、自ら壁をなくし、親しく接するニュートラルな姿勢。

それにはおそらく、日本人的気質に加え、
偏見や批判などで辛い思いをしてきたことが
影響しているように思われます。

 

先ほどの、ファン同士の確執も然り、
注目を浴びれば浴びるほど
マイナスな言葉も多く聞いてしまうのが
悲しい人間社会の常。

羽生選手も、少し実績がふるわないだけで
終わったかのような見出しをつけられたり。

他選手と衝突しながら試合への出場を決行した際には、
その可否を巡って、世論が騒がしくなったり。

時には誹謗中傷レベルの言葉も浴びせられ、
本人の意図を遠く離れたところで
たくさんの誤解を受けてきたように見えます。

 

先述のインタビューでも、
自分が悪く書かれていることへを自覚していましたが、
ネガティブな週刊誌報道などのショックは、
本人も直接言葉にしているほど。

それでも実績を残し続けてきたのは、
本人のメンタルの強さもさることながら、
徹底した周囲のサポートの賜物ですが、

もし、周囲から注がれる愛情や熱量が足りていなかったら
倒れるくらいの衝撃だと思います。

 

こんな風に、人一倍、痛みを知っている人だからこそ、
人に対しても人一倍優しいのではないか。

見え透いた親切心とかではなく
相手への気遣いという形で、
これまでの経験が表れているのではないか?
と思うのです。

 

ニュートラルな基本姿勢がもたらした結果

 

フェアでフランクな人付き合いの姿勢と、
フィギュアスケートに対して理想を突き進むべく
努力し続ける姿。

このような羽生選手の姿勢は、
日本のみならず、国際社会でも大いに通用するようです。

 

羽生選手への、海外関係者の接し方を見ていると、
強面の人たちの表情も心なしか和らいでいるんですよね(笑)

鬼コーチで評判のロシア・エテリコーチと写真に収まったり、
エテリの片腕の男性コーチと談笑していたり、
ライバル、ネイサン・チェン選手のコーチが
羽生選手のファンだと言って自らサインを求めたり。

 

また、ロシアのタラソワコーチは、
ソチオリンピックでは、羽生選手を「転び過ぎ」と揶揄していましたが、
次第にその表現に魅せられてか、
プログラムを振り付けてプレゼント。

今や一番のファンとなって、
どんなシチュエーションでも賛辞を惜しまないほどです。

 

かつて、羽生選手が敬愛するプルシェンコと
現役時代に激しいライバルだったヤグディンは、
コメンテーターを務めた大会で、
怪我を負っていた羽生選手の演技を
まさに祈るように見守っていました。

しかも、そのプログラムは、昔のプルシェンコの演技へのオマージュ。

解説席から立ち上がり、一緒にジャンプするような仕草をしつつ
かつてのライバルと同じ曲の演技を見守る・・・

いやー、昔のライバル関係を見た者としては
感慨深かったですね。
あんなにトガっていたのに、みんな丸くなって・・・(しみじみ)

自分も歳をとるわけです😅

 

他にも、プルシェンコをはじめ、かつての世界王者など
多くの人が羽生選手を賞賛。

 

一流こそ、一流を知る。

 

フィギュアスケートに献身してきた者同士、

・他者を批判せず、ひたすら自分の技術向上にフォーカス
・他人のすごいと思ったところは素直に賞賛、貪欲に取り入れる

など、純粋な動機で黙々と研鑽を積んでいる姿勢が
共感を呼んでいるように思えてなりません。

 

一流を極め、国や人種などのボーダー関係なしに
自分の居場所、コミュニティができる。

素晴らしいですよね。

 

どんなジャンルでも、好きなことに磨きをかけていけば
こんな未来にも到達する可能性がある。

改めて、羽生選手のすごさを感じました。