デイリーライフ

【反面教師】韓国ドラマ『SKYキャッスル』に学ぶ、まちがった目的基準

こんにちは〜

親子で世界中・日本中を行き来するライフスタイルを楽しみたい!

そんな夢のために、どこにいても自分らしく生きるマインドと稼ぐ力を身につける、『ボーダレス親子教育』を実践しているelleです。

 

ちょっと、そこの奥様!
見ました!?!?

Netflixで今話題の韓国ドラマ、『SKYキャッスル』!!

 

・・・と
突然のおばさま口調で始めてみましたが🤣

 

なんかもう、ビックリするくらい量が増えてますね!

Amazon PrimeやNetflixなどの動画配信サービス内での
韓国ドラマの量(°_°)

 

ていうかね、みんなそこまで、
韓国ドラマに興味ある??

私の場合は、実際に暮らした経験から
韓国あるあるを楽しむくらいのスタンスで
チラ見程度に見たりはしますが、
普通の日本人って、これ、好きか・・・?

うーむ。

裏での黒い思惑・取引とか、
なんかあるんじゃないかと思ってしまう
冷めた私😅

 

と、コロナ渦でのNEW韓ドラブームには
極めて懐疑的なのですが、
中には、何の気なしに見始めてみると

あれ、ちょっと面白いんじゃない??

と、思わず続きが気になるドラマ、
やはり、たしかにあるのです。

 

と言っても、現在 THE ポピュラーな、
『愛の不時着』とか『梨泰院クラス』
などではなく・・・

最近のヒットは、
『SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜』という
一部の人しか興味なさそうな
お受験をテーマとしたビター&ホラーなドラマ🤣

 

(他にも一部の人しか好きじゃなさそうだけど
見るとおもしろいドラマ、あるので、
物好きな人はご連絡ください)

 

韓国の苛烈な受験戦争を皮肉った、このドラマを見ていたら・・・、
行動の「目的」が間違っていると
こうも恐ろしい結果になるのか!
と気づきましたので、まとめてみます。

 

 

『SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜』のあらすじ

 

このドラマ、2年前の夏くらいに韓国で大ヒットしていたらしくて、
当時、夫が主題歌をエンドレスリピートしていたんですよね。

We all lie〜♪

てっきり、ファイナルファンタジーみたいなゲームの主題歌かと思っていたら、
Netflixで配信が始まってビックリ。

このドラマの主題歌だったんだ、と。

 

ドラマのタイトルバックは、いかにも〜な、財閥風。

はいはい、また財閥系ねー と、思っていたら、
財閥ではなく、
『SKYキャッスル』という
架空の超高級レジデンスを舞台とした人間ドラマでした。

 

以下、内容があまり伝わってこないNetflixによるあらすじです。

 

選ばれしエリートだけが暮らす高級住宅街、SKYキャッスル。
そこでは我が子をなんとしても名門大学に合格させたい親たちが、
血眼になって火花を散らしていた。

 

とある大学病院関係者しか入居できない
超高級住宅地・SKYキャッスル。

主人公を取り巻く住人たちは、
これでもか、という程のまばゆいばかりの豪邸に住み、
「我こそは成功者」を地でいくファミリー。

夫たちも妻たちも、それぞれのコミュニティでの
自慢やマウンティングがすごい🤣

そして、代々続く家系を守るため、親たちは、
我が子を成功者の証である「ソウル医大」へ入れようと、
あの手この手で奔走します。

 

と言っても、お受験戦争を担っていくのは
子育てを一手に引き受ける妻たち。

とある銀行の超富裕層向け投資説明会に参加すれば、
そこはなんと、
「名門大学の合格をサポートする受験コーディネーター(コーデ)」
のシークレットな入札会場!

主人公は、自らを名家出身と偽り、医者一族の元へ嫁いだ妻で、
その負い目と、義母からの強烈なプレッシャーにより、
全国一位をとるほど優秀な長女をソウル医大へ入れるべく必死。

見事、合格率100%を誇る敏腕女性コーデとの契約に成功します。

 

ところが、そのコーデが担当し、
1人息子がソウル医大へ合格した
同じSKYキャッスルの一番の成功者ファミリーにて
驚くべき悲劇が勃発。

主人公は、コーデの女性に危険性を感じながらも、
娘の大学合格を勝ち取るため、契約し続けるのですが・・・

 

間違った目的基準を検証

 

SKYとは、韓国の三大名門大(ソウル大・高麗大・延世大)の通称でもあるんですよね。

それをわざわざ高級タウンの名前に据えるあたり、
現代韓国の激しすぎる受験戦争を
皮肉ったストーリーであることは確実ですが、
それにしても色々とツッコミどころのあるドラマです。

 

中でも私が気になったのは、

目的を達成するための行動力は半端ないのですが、
その目的自体が人生の本質とはズレまくっているところ

 

見ていて、この人たちズレてるな〜〜と思う箇所を書き出してみました。

 

①全ての目的が、ソウル医大合格のため

 

ドラマの中で、韓国随一の名門大と謳われているソウル医大。
(日本でいう、東大理Ⅲですね)

ただ、代々医者家系などの名家ばかりのSKYキャッスルでは、
親戚中がフツーに入学している大学
という位置付け😅

というわけで、親たちは
「ソウル医大へ入学すれば万事良し。
入学できなければ全てが終わり」
とばかり、子どもたちを文字通り馬車馬のように
勉強させているのですが・・・

 

ちょっとちょっと、大学へ入った、その先のことは〜〜〜!?!?

むしろ人生、そこからなんだけど!?!?

と、突っ込まずにはいられません🤣

 

とにかく、大学に入れば成功・入れなければ失敗。

その価値観だけが一人歩きしており、
そのあとの仕事・結婚・家庭生活・・・
ましてや人生の生きがい
などは、まるで言及されないんですよね。

表向き、ここの住人たちは皆
「人生の成功者」(と己で思い込んでいる)
という設定なので😅

 

主人公の夫なんかは、ソウル医大を出て
父親が理事長を務めていた大学病院にて
虎視眈々と有力ポストを狙うドクターですが、

親からの富と権力を手にしてはいるものの、
少し胸に手を当てれば

「今の自分、別に完璧でも幸せでもない」

と、わかりそうなポジションなんですけどね〜。

 

だって、初恋の人とは別れさせられ、
結婚して医師として働く今でも、
やれ新しい医療センター長に着け、
やれ娘をソウル医大へ絶対入れろ、
と実母からの圧がものすごいんですよ?

さらには職場でも常にポジション争い、
居住エリア(SKYキャッスル)でも常に見栄の張り合い💦

正直、疲れますよね。

冒頭から、うっすら疑問を持っているような素振りはありますが、
かといって実母や妻に歯向かう気力も、
人生の別コースをやり直す勇気もない気弱さで、
結局は親が期待する出世コースを自分に課し、
娘にもやはり「ソウル医大合格」を望む。。(実務は妻担当)

 

自分の人生を省みる謙虚な姿勢や、
反省点を教訓とし、それを次に生かす
ということは、全くありません😂

 

他のファミリーも同様で、兎にも角にも
我が子の「ソウル医大合格」一択の目的基準。

終盤、様々な事件が起こり、各々の気持ちに変化があるまで、
手段を問わず、ガシガシ突き進む。

わき目もふらない徹底ぶりは、爽快ですらあります🤣

 

②子どもの気持ちは、置いてきぼり

 

そして、この突っ走っている親たち。
目の前の子どもの気持ちは、潔いくらい無視しています。

SKYキャッスルのメインキャストの子どもたちは、
主人公の娘をはじめ、高3の受験生たちと、
その妹世代(中学生)。

唯一、主人公の長女(高3)だけが、
母の強い思い込みをそのまま自分の目標とし、
自ら主体的に勉強してはいますが
(それも強い承認欲求から来るものだけど)、

あとの子どもたちは
「親がうるさく言うから」
しぶしぶ机に向かうだけで、
本当は勉強なんてしたくない。

 

ところが、大学合格をひたすら目指す親たちは、
そんな子どもの本音など、
まるで意に介しません。

特に、実は貧しい精肉店の娘に生まれながら、
名家の出と出自を嘘で塗り固めている主人公は筋金入り。

優秀な長女と違い、次女が万引きなどで反発しても、
お金の力でもみ消して、子どもを正さない。

気持ちには寄り添う姿勢を見せるも、
その動機でさえ
「大学合格のため」という徹底ぶりです。
コワッ!!

 

親たちの常套句は
「あなたのことが大事だから、
将来を思ってソウル医大合格を目指している」

けれど実際は、

この子にとって、何が幸せか?
この子はどうしたいのか?

ということは一切考えておらず、
親の価値観を押し付けているだけ。

 

そして、実は、
親自身が承認欲求を満たしたいだけだということ、
子どもたちは、きちんとわかっているんですけどね。

 

③行動の動機は、実のところ「人が羨む存在になりたい」だけ

 

そして、その承認欲求こそが、親たちの行動の全ての動機。

 

そもそも、子どもに医大合格のための勉強を強いながら、

医師という職業の素晴らしさ、意義と価値

という話が一切出てこないのです🤣

 

おかげで、子どもたちの間でも

・こんな医師になりたい
・医師になって、〜〜をしたい

など、どうして医者になりたいのかの話は一切なし。

 

いや、別に、医師を目指す動機が

✔︎困らない生活をしたい
✔︎立派な家に住み、素敵な車に乗りたい

など、生活ステータスに関するものでも良いとは思います。

それが、自分の内から湧き出る思いならば、
達成手段として、ドライに職業を選ぶというのも
1つの手かと。

 

ところが、親が支配されているのは

人から見て、羨むような存在の私たちであるか?

という価値観。

 

SKYキャッスル内でも、

・うちの一族は〜〜(夫側と共に、妻側の出自まで比較対象)
・うちの子は〜〜(進学先のレベルで比較)

と、常に自慢とマウンティングの嵐であるように、

他者からよく見られたい

が一番の動機であり、
そこから「ソウル医大合格」という目標を掲げている。

それが問題なんだと思います。

 

やれソウル医大合格、成功者の生活〜〜!
と躍起になったって、
比較する相手が1人もいなかったら意味ないですもんね😅

 

そんな親たち、子どもを叱咤激励するときの言葉も

・うちではソウル医大が当たり前
・親戚中、みんな入れてるのに、なぜお前は入れないのか

と、こんな調子ですから、たまりません。

 

とはいえ、こんなモンスターペアレンツが誕生した背景は、
やはり環境にあり。

主人公が嫁いだ家も、そもそも夫の母(義母)が
「我が一族のステータス維持」に異常なほど執着。

夫婦して、その期待に応えようとするところから
行動の目的が定まっているわけで、
子どもは、その目的を達成するためのアクセサリーに
なっちゃっているんですよね・・・

 

そして、義母がそういう価値観ということは、
義母もまた、嫁ぎ先や夫など
周囲の期待に応えようと懸命に生きてきたということ。

この、承認欲求からくる目的基準の連鎖、
もう代々・脈々と受け継がれているんだろうな、
ということがわかります。

 

ドラマから得る教訓:目的は、心の幸せに基づくべき

 

でもこれ、現代韓国にはびこる価値観なんですよね。

韓国で違和感があったことの1つがこれで、
人をどう見るか、自分をどう見るかの基準が

「世間一般的に、良いと思われるかどうか」

もう強烈に、この点に基づいていることが多かったんです。

 

要は、世間的にOKな職業に就けていれば自分って価値あり、みたいな。

自分の内なる欲求に基づく価値観ではないので、
当然生きづらいですよね。

韓国ほどではないにしろ、日本でも、そういうシチュエーションや、
こんな価値観に支配されているお家、あると思います。

 

そして、ドラマの中で、親たちが

✔︎他者より優れているか
✔︎他者が羨むような自分たちか

と、第三者基準で突っ走った先に、待ち受けていたもの。

 

それは、

✔︎家庭内崩壊
✔︎子どもの心が崩壊

という、悲惨な事態でした。

 

SKYキャッスル内で一番の成功者ファミリーが
みんなにわかるレベルで家庭崩壊しても、
長女の医大合格という目標を捨てられなかった主人公ですが、

その長女の心が自分から離れ、
さらに壊れていくような状態に陥って初めて、目が醒めます。

最後の最後は、夫も妻も、子どもたちも
それぞれが本来の心を取り戻し、
Happy ending。

ドラマの終わりとしては、清々しいものでした✨

(でも、それまではドロドロです。
視聴注意! 🤣)

 

自分の心が、本当に幸せと感じられるかどうか。

やはり、ここを目的基準とするべきで、
そこから離れてしまったら
人生を失いかねない事態になる。

 

後からSKYキャッスルに入居してきたファミリーが
まさにこんな価値観を持っていて、
主人公ファミリーとは対照的に描かれていましたが、

そんな教訓の詰まったドラマでした。

 

目的達成への意思と設計図は、アッパレ!

 

このドラマで、唯一参考になるところがあるとしたら・・・

✔︎目的達成までの設計図の描き方

✔︎目的達成への意思と行動力

でしょうか。

 

何しろ、主人公(高3受験生の母)の行動力、リサーチ力、根回し力たるや、
半端じゃありません😅

 

我が子のソウル医大合格を勝ち取るため、
ざっと考えつくだけでも

 

✔︎内申点UPの施策

読書会への参加
勉強グループ結成に奔走

✔︎情報取得のために食事会を主催

合格の鍵を握る「コーデ」の存在を知り、
入札会への参加機会を得る

✔︎必要であれば、嫌な相手にも頭を下げる

義母から「コーデ代」(破格の高額)の資金提供を受けるため
一度は契約解除したコーデに、再び契約をお願いするため etc.

✔︎ここぞという時には、手土産や食事会セッティング

コーデに再契約を依頼すべく、手作りのおかずを詰めた重箱を持参
(・・・の下に現金あり)

義母をとりなそうと、夫と親子水入らずでのディナーを予約 etc.

✔︎不祥事が表に出ないよう根回し

次女が万引きをしたとわかり、
コンビニの店長を買収して証拠動画を削除・
偽の証言をさせる

etc…

 

こんな行動を「夫の昇進」という目的バージョンでもやってますからね。

主人公は日々大忙し!

もはや単なる富裕層の奥様ではなく、
サイボーグなの!?
と疑いたくなります。

ま、ドラマなんですけど😅

 

目的基準は大いにズレていたものの、
家族・子どもには、何より時間と手間暇をかけていた。

これが、最後の最後で家族の絆を取り戻せた
要因の1つであったことは、間違いなさそうです。